お前は俺だけのもの
それからも、那樹は、ずっとずっと側にいてくれた。
食欲のないときは、食べれそうなものを買ってきてくれて、
"食べれられるときに食べればいいよ"って。
寝るときだって、私が眠りにつくまでずっとずっと側にいてくれて。
足や腕で私の体全体をぎゅーっと抱きしめてくれて。
朝起きた時も、ポンポンって頭を撫でてくれる。
那「分かってる。お前ば海人をどれだけ思っていたを。
泣きたいときに泣けばいいよ。」
凪「うっ...、はっ...、ごめんね。那樹。
那樹、ありがとう。」
涙は枯れることを知らなかった。