君をもう二度と放さない
昼休み
「・・・郎・・太郎、おい!祥太郎!!」
「うわっ!なっ何だよ光軌!」
「何だよじゃないだろ!さっきから呼んでんのにさ!」
今俺の前で、ふてくされている顔をしているのは、親友の【泉光軌(イズミ コウキ)】だ。
「あぁゴメンな・・・。」
そして俺は、【彪沢祥太郎(アヤサワ ショウタロウ)】
「なんだ、また悠莉ちゃんのこと考えてたのか??」
「いや別に。ボーッとしてただけだよ・・・。」
光軌は、優しい。迷惑をかけたくない!!だから、とっさに嘘をついた・・・。
「嘘つくなよ!空を悲しい目をして見てるときは、悠莉ちゃんのことを考えてるときだろ!」
俺は、お前のことなら何でも分かるんだぜ☆と言う光軌。
「敵わないな!光軌には(笑)・・・早く立ち直らないといけないのにな・・・。」