完璧なんて存在しないんです。
「ぅ、わ、ゆ、ずき、」






「つ、月咲くん。目が…」






夕焼けのせいじゃない…







月咲くんの目が赤く光ってるんだ。








「うわっ、う、ぅぅ、」







「つ、月咲くん。…大丈夫?」






「くる、な、ゆ、ずき、ぅわっ!」





ゴゴゴゴゴッ






「キャッ」






強い風が月咲くんの周りに吹き始めた






「はぁ、はぁ、」






「っ、」






私は月咲くんの目に捕らわれた瞬間体が動かなくなった






ガサ、ガサ、ガサ








月咲くんがこっちに歩いてくる








「血、がほし、い」





血!?






「っ、」






声が出ない






怖い、怖い






ドサッ






「っ、」






イタッ






私は月咲くんに押し倒されていた
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