完璧なんて存在しないんです。
❋ ❋ ❋




思い返してみてどっと汗が出てきた


わ、私なんてことを…






「あ、あれはね!月咲!」





私は必死で弁解しようとする。





「ふぅ〜ん。この機になって言い訳があるんだ。」





月咲の目が笑ってない笑顔を向けられる。



ひっ…怖い。




「ほ、ほんとに、ほんとにね、深い意味はなかったの!」





うぅ…月咲怖いよ…





「ふーん。男と抱き合っておいて深い意味は無いねぇ〜?」





どんどん月咲の笑みが黒くなっていく。





「ごめんなさ…」






ドンッ







「キャッ、痛っ」








私は手を頭の上でまとめられ壁に押し付けられていた








「まぁいいけど、まだ自分の立場がわかってない

無自覚お姫様には、躾が必要かな?」




月咲の笑みが悪魔の笑みに変わった。






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