君を思ふ
有言実行
副社長と言う役職柄
言った事は実行しないと社員に示しはつかない
いやここは、和馬が夏帆をこの世においてくれたから何がなんでも俺に振り向かせてやるさ
6年・・・いや
大学入学手続きに来た夏帆が
構内で迷子に近いウロウロしていた
「君、何故こんなとこにいるんだ?学部どこ」と俺が聞いたんだ
「私、手続きに来たんですけど地図通りに来たら・・・・」と半べそかいていた
和馬が、案内するからって連れ去ったのがほったんだった
双子ならばの二人同時に夏帆に一目惚れしたんだ
「颯大、俺、あれから告白した、付き合う事になったから」と
俺は、こいつの手ぐさの悪さをよく知っていたが夏帆も和馬にひかれて行っていたから忠告すら聞く耳持たずだった
それから、大学にいる時は3人一緒いたけど俺たちが卒業して親父の会社に入社したころ和馬はまた始まった。夏帆がいながら、社内の社員を次々と・・・で妄想していた女性に・・・
呆気なくあの世に行った
人生とは、呆気ないものだが
これは、和馬の自業自得だ
夏帆は、事の事態を何も知らない、純粋に和馬を信じきっていた。
「和馬さんが嘘よ・・・和馬さんはね、仕事熱心に毎日忙しくしていたの、女と?それは颯大さんでないの?」と言う始末
何をどういっても
愛の力は、強いが
壊れたら人溜まりもないんだろうな?