君を思ふ
目覚めると白い天井
親達が、涙を流しながら
「夏帆(さん)無事でよかった」
「和馬さん・助かったの?今日は何日なの?」
「和馬はね、遠くの病院に・・「よかった助かったんだね?」」と安心したのか、また眠りについた
リハビリをして退院までこぎ着けたある日私は耳を疑った
「あの彼女、健気彼氏即死だった事まだ知らないね」
「私ならば、親に問い詰めるのに」と内緒ばなしを聞いてしまった
その場で力抜けて座り込んだ
『嘘よね?和馬さんが死んだなんて?私をおいていくはずないんだもん、和馬さん約束したよね?いつでも一緒にいるって・・・』