ずっと俺がそばで守るから…
***




優也のお父さんをわたしと優也で見送った後、優也は「いきなり悪かったな…」なんて言ったからわたしは驚いた




「何で?むしろ嬉しかった…こんなにいろんなもの貰っちゃったよ…逆に申し訳ない くらい…」




すると優也は真剣な顔でわたしを見つめて、




「未来…その…イタリア…どうする?俺は…行ってみたい…本場の味を知っておきたいし、未来の両親の学校にも行ってみたいしな。」




「わたしもね…行ってみたい。両親の学校見てみたいし、せっかく優也のお父さんが飛行機のチケット用意してくれたのに行かないなんて申し訳ないもん。」




「何より…





優也と旅行なんて行きたいに決まってるもん…」




すると、優也は目を一瞬見開いて、手で口を抑えながら
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