ずっと俺がそばで守るから…
「何だよ…それ。ちょいちょい不意打ちで可愛いことするなよな?」




優也は余裕のなさそうな顔でわたしを見て、もう片方の手でわたしの頭の後ろに手をやり、グイっと引き寄せた




ーーーーーーードキっ…




わたしの心臓の音がどんどん高鳴る。でも、同時に優也の心臓の音もバクバクで…




部屋にはわたしたちだけしかいない。二人の心臓の音だけが鳴り響く中、優也は小さい声でボソッと




「さっきも、"好きな人と夢が一緒で幸せ''とか言われた時…抱きしめたくてたまらなかった…親父がいる前だから必死に我慢したけど、お前は俺を試してんのか?」




え?!試してる?!どういうこと?!




わたしが、意味分からんという顔で優也を見ると、優也は「なんて言ってもそんなわけねーよな…ただ素直なだけだし…」と呟いた
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