金曜日の流星群
「わぁ!すごい」



「案外見れるのね」



私と彩葉ちゃん二人で簡単を漏らす。他の人たちも光る方を見る。

打ち上げられているところはさほど近くないもののしっかり大小様々な色とりどりの花火が咲いていた。


綺麗で豪華で可憐で。

小さい頃本当に空にお花が咲いてると思ってたあの純粋な記憶が蘇る。


一瞬で枯れちゃう花だと思っていたあの時花火にはなりたくないと思った。

でも今はこんなに私たちを一瞬で釘付けにしちゃう花火に憧れる。


人は変わるものだ。



「本当に綺麗。」
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