金曜日の流星群
縋(すが)るように見つめた星が輝く空に星が流れ出した。
ひとつ、またひとつ。
流れては消えゆく光の線。
手を伸ばしても伸ばしても届かないのに私はジャングルジムに夢中で登った。
あの上なら、ナツメが登っていたジャングルジム上なら、届くかも。
登り終わって、テッペンにたった時気づいた。
隣にナツメがいないことに。
いや、ナツメが来てないことは分かっていたけど、ジャングルジムの上に行けばナツメが現れていろんな星の名前を教えてくれるはずだ。
今無数に流れている光が本当は何色で何が流れてて何の星なのか教えてくれる。
と信じていたのだ。
「ナツメ…」
ひとつ、またひとつ。
流れては消えゆく光の線。
手を伸ばしても伸ばしても届かないのに私はジャングルジムに夢中で登った。
あの上なら、ナツメが登っていたジャングルジム上なら、届くかも。
登り終わって、テッペンにたった時気づいた。
隣にナツメがいないことに。
いや、ナツメが来てないことは分かっていたけど、ジャングルジムの上に行けばナツメが現れていろんな星の名前を教えてくれるはずだ。
今無数に流れている光が本当は何色で何が流れてて何の星なのか教えてくれる。
と信じていたのだ。
「ナツメ…」