金曜日の流星群
こんなに散々言っておいてなんだが、全部行き過ぎたお節介だ。

ナツメ君の困惑した顔がその証拠。

その顔を見た瞬間、自分が家族のことにムキになるなんて一番馬鹿馬鹿しいことをしたと猛烈な後悔が走った。


変に、お母さんとダブらせて、ナツメ君に押し付けた。



「本当にごめんなさい!!とんだお節介だった」



ナツメ君は私の急な変貌ぶりにまた別の意味で困惑しているようだ。私はうつむいて黙るしかできない。もし今声を出したら行き過ぎたお節介を無理矢理でも再開しそうだ。




「……勘違いしてない?」
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