金曜日の流星群
ナツメ君はなんの躊躇もなく開けていく。
中からは、女の子が一人流星群に手を伸ばしている例の栞だった。
「僕の持ってるやつに似てるね」
「うん、見つけたらこれだって思って買ったけど、よく考えたらナツメ君2枚もいらないよね?」
ラッピングが外されていく過程でそんなことを思い出してしまう。
それはナツメ君の爆笑を呼んでしまい、駅のホームに笑い声が響いていく。幸い人が多いためザワザワしているから大丈夫そう。
「確かに、2枚はいらないな…プッハハッ」
「笑いすぎだよ!いらないなら貰うから!捨てるから!」
あまりにも笑われるのでむくれて言い返してしまう。
そこまで値段が張っていた訳でもないのに、必死な自分に冷笑してしまう。
中からは、女の子が一人流星群に手を伸ばしている例の栞だった。
「僕の持ってるやつに似てるね」
「うん、見つけたらこれだって思って買ったけど、よく考えたらナツメ君2枚もいらないよね?」
ラッピングが外されていく過程でそんなことを思い出してしまう。
それはナツメ君の爆笑を呼んでしまい、駅のホームに笑い声が響いていく。幸い人が多いためザワザワしているから大丈夫そう。
「確かに、2枚はいらないな…プッハハッ」
「笑いすぎだよ!いらないなら貰うから!捨てるから!」
あまりにも笑われるのでむくれて言い返してしまう。
そこまで値段が張っていた訳でもないのに、必死な自分に冷笑してしまう。