金曜日の流星群
第六章
感情
「で、紫音デートはどうだったの?」
「え!紫音、ナツメともうデートしたの?!」
夏休みなのにこうして集まっているのには、大したわけもない。単に補習に参加していたちぃちゃんの勉強会を昼からするためだ。
お昼ご飯、男子は理科室の片付けを手伝わされており、女子三人で食べていた。
一学期に悠君がビーカーを落として割ってしまったのが原因らしい。そして、ナツメ君は実験中にも関わらずしれっとスマートフォンを出していたのを悠君が告げ口。
片付けに巻き込んだ。めでたしめでたし。
って、デートみたいな話を彩葉ちゃんがしてた気がする。私の耳がおかしくなければ…
「紫音がまたお得意の百面相してるわね」
「勝手に特技にしないでよ」
彩葉ちゃんはナポリタンを頬張る。
「え!紫音、ナツメともうデートしたの?!」
夏休みなのにこうして集まっているのには、大したわけもない。単に補習に参加していたちぃちゃんの勉強会を昼からするためだ。
お昼ご飯、男子は理科室の片付けを手伝わされており、女子三人で食べていた。
一学期に悠君がビーカーを落として割ってしまったのが原因らしい。そして、ナツメ君は実験中にも関わらずしれっとスマートフォンを出していたのを悠君が告げ口。
片付けに巻き込んだ。めでたしめでたし。
って、デートみたいな話を彩葉ちゃんがしてた気がする。私の耳がおかしくなければ…
「紫音がまたお得意の百面相してるわね」
「勝手に特技にしないでよ」
彩葉ちゃんはナポリタンを頬張る。