金曜日の流星群
反応に困る。

私の最近その難題にぶつかっているのだ。
昼休み以外は話さないし、金曜日の夜だけ二人で話す仲。
ナツメ君のやりたいことのお手伝い。

友達と言えば済む話なのだけど、それだけじゃ割り切れないなにかがつっかえてしまう。

それは恋愛感情なのか、単にもっと仲良くなりたいというか友情なのか分からない。

私は悩みにや悩んで一番無難な選択をする。



「友達です」



女子の空気がいっそう悪くなる。
この質問に答えなど求めてない。私がナツメ君の彼女じゃないことぐらい彼女たちも理解してるだろう。

ただ、自分の中でのヘイトを少しあげるために私に精神的攻撃をするために聞いたもの。



「はぁ。じゃあ聞くけど、一緒に電車乗ってどっかいったていう目撃情報もあんの、どういうこと?」



「ふふっ、まさか二人で遊びに行ってもデートじゃないなんて言わないでしょうね」
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