金曜日の流星群
代わる代わるセリフが決まってたかのようにスラスラと。
じりじりと攻め込まれてゆきとうとう右端の人が私の肩を押す。
もう行き場所がない私は階段裏に片付けてあったホコリのかぶった体育のマットに尻もちをついた。
瞬間、舞い上がるホコリに咳をして見上げると顔まで寄せてきて、



「なぁ、聞く気ある?」



相当怒ってるみたい。

さっきまで怯えてなかったけどここまで攻め立てられると、流石に心臓が激しく脈をうちだす。



「友達としてだけで、なんにもありません」



「へぇ、じゃあもうナツメ君と話さなくてもいいよね?」



「…ぇ」
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