金曜日の流星群
随分とテキトウな解釈をされたようで、文脈のない言葉が返ってくる。

元々これを言いに来たのだろう。早く言いたくて支離滅裂になってしまったという所だろうか。


どちらにせよ、嫌な脅しだ。


どうしよう……


時間が経てばたつほど頭が真っ白になっていって考えることが出来なくなる。
酸素補給も下手くそになって息が上がってくる。



「どうなの!?」



「ナツメ君にあなた迷惑なのよ!」



「っ!?」



俯いて考え込んでいた私に注いだ言葉にはっと顔を上げる。さっきナツメ君のことで泣いていた意味とは別の単に恐怖からの涙が出てくる。
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