金曜日の流星群
第七章

電話

ナツメ君が本当はちょっぴり寂しがり屋だったと知れてもっと欲が出たのかもしれない。

浮かれてたのかもしれない。



『お弁当いつもありがとう。もう大丈夫だよ』



確かに、この前の金曜日でちぃちゃん達補修組は無事学習を終えた。
ナツメ君は成績は悪くない…良いのに授業態度や出席日数で補習に来ていた。

悠君と私は自由参加。

学校は五年ほど前にクーラーがついたので快適という理由を付けてみんなに会いに来ていた。

たまに彩葉ちゃんと長谷川君も来ていたけど長谷川君は最後の三回だけ。


帰宅部の私は学校に行く用がなくなってしまったのだ。

ナツメ君からこのメールが届いたのは今日の午前中。
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