金曜日の流星群
お菓子屋さんはいつもの数倍人がいなかったおかげですんなりと入れた。二人で並んでいる間何を話せばいいか分からずお母さんが質問してくることに一言、二言返すのがやっとだったので助かった。
「紫音ちゃんに会えてよかった」
お母さんは終始ニコニコで、本当に嬉しそう。
なのに、私は複雑な気持ちでそれを見るしかできない。
「ずっと気になっていたの。紫音がちゃんと、生きられてるのか。私の身勝手でお母さんがいない生活にしちゃって、本当に後悔していたの。あなたを一緒に連れて行っ…」
「薄情なくせに、そんな顔しないでよっ!」
お母さんが申し訳なさそうにすればするほど気持ちが保てなくなっていく。
「紫音ちゃんに会えてよかった」
お母さんは終始ニコニコで、本当に嬉しそう。
なのに、私は複雑な気持ちでそれを見るしかできない。
「ずっと気になっていたの。紫音がちゃんと、生きられてるのか。私の身勝手でお母さんがいない生活にしちゃって、本当に後悔していたの。あなたを一緒に連れて行っ…」
「薄情なくせに、そんな顔しないでよっ!」
お母さんが申し訳なさそうにすればするほど気持ちが保てなくなっていく。