金曜日の流星群
「私達はどうせ人間なんだから。人間は感情を捨てるなんて不可能なんだよ。だったら怖いなら大声で泣き叫んだらいいんだよ」
私だってやだよ。
ナツメ君がいなくなるのが。
だって大好きなんだもん。
ナツメ君はうんっと声を出して頷いてくれた。
泣いているのはナツメ君の方なのに、私はちょっとだけ涙ぐんだ程度なのに頭を撫でられる。
抱きしめられて頭を撫でられるだけで幸せだよ。
ほら、幸せって感じることも人間の特権なんだよ。
「余命あと、1週間ぐらいだって笑っちゃうよね」
ナツメ君の言葉は私に届いたのだろう。
驚くほどに冷静な自分がいる。一方で脳の半分は失神して機能しないような極端な状況。
私だってやだよ。
ナツメ君がいなくなるのが。
だって大好きなんだもん。
ナツメ君はうんっと声を出して頷いてくれた。
泣いているのはナツメ君の方なのに、私はちょっとだけ涙ぐんだ程度なのに頭を撫でられる。
抱きしめられて頭を撫でられるだけで幸せだよ。
ほら、幸せって感じることも人間の特権なんだよ。
「余命あと、1週間ぐらいだって笑っちゃうよね」
ナツメ君の言葉は私に届いたのだろう。
驚くほどに冷静な自分がいる。一方で脳の半分は失神して機能しないような極端な状況。