金曜日の流星群
第九章

最後

私は次の日駅前の行列の出来るお菓子屋さんにコーンスープを貰いに行った。しかし、せっかく並んだのに、コーンスープは持ち帰ることが出来ないと言われ、プリンを6個セットを買った。

自動販売機でコーンスープの缶を買ってナツメ君の病室に行くと、みんながもうすでにいた。



「紫音!いやぁ夏休みだと会わないもんだね」



「そうだね。」



今日はみんなでお見舞いだ。
みんな気がついているんだろう。ナツメ君が長くないことに。

ちぃちゃんなんて目が真っ赤だし…。



「プリン買ってきたよ!あと、コーンスープも6本」



「コーンスープはナツメだけでいいだろ?俺甘いの苦手なんだよなぁ」



「悠!お前は人間失格な。コーンスープは世界を救うんだから」
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