金曜日の流星群
「ナツメ君!待ってっ!!」



「あぁありがと。もういいよここ乗せて」



ナツメ君は自分が持っている箱の上を顎で器用に指す。随分と大きい箱なのに…



「いいよ、私の方が軽いから」



「僕が急に頼んだから僕に持たさせて」



そう言うと重そうな箱を片手で持ってプリント用紙をすっと抜き取られた。
でも、やっぱり相当重いらしく、フラフラと箱を持っ右手に吸い寄せられながらなんとか両手で持ちこたえた。



「セーフ!」
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