金曜日の流星群
「確かに紫音は抜けてるかもねぇ…紫音のいつものメンバーもう行ってるわよ」



遠くから彩葉ちゃんが顎で方向をさす。
私がいつも食べている場所だ。特に中身のある会話をしていたわけでもないし何の思い出もないって言ったら失礼かもしれないけど…


別に置いてかれても平気なんだよね…。



彩葉ちゃんも1人でこっちに来るみたいだし、ちぃちゃんは常に悠君と食べてるからお弁当を俊足でとってきて私の席にみんなが集合した。


これって…この5人で食べる感じなの?



「屋上がいいな」



「昼は星見えねぇぞ」



「バカにすんなっ」



話はあれよあれよと進んでいたみたいで私含めた五人で食べるのは決定のもとのようだ。

ナツメ君にいたっては既に場所も決めちゃったみたい。
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