金曜日の流星群
「なんで」



「紫音?」



何かに対しての怒りをナツメ君に向ける。
ただの八つ当たりだって、バカでもわかることなのに。

もう止まりかけの涙が溢れてきて目の前がぐちゃぐちゃになる。
視界が歪んでいる中でもナツメ君の顔はキラキラして見えてくる。



「なんでナツメ君が遠慮するの?なにかしたの?何もしてないじゃん!ナツメ君がやりたいことがあったから、そのノート作ったんでしょ?未練なんて馬鹿げたタイトルつけて!一人で抱え込んで…





頼ってよっ!!」
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