金曜日の流星群
ナツメ君はふと、真顔になって首を横に振る。



「あの日の紫音の言葉をずっと考えてた」



「え?」



「未練なんて名付けて馬鹿みたいって最初は他に何があんだよ!ってむしゃくしゃした…」



ですよね。そうです。そのための言葉みたいな所あるからね、その言葉。“未練”にはナツメ君の考え事詰まってる。



「でも、それは生きろってことだってわかったよ」



「伝わってた!」



“未練”は終わっちゃうような雰囲気を醸し出す悲しいもの。だから一生終わりなんて見えないような言葉にしたいと思った
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