金曜日の流星群
ナツメ君はいつもの笑顔と比べ物にならないぐらい綺麗な顔で笑った。

本当の笑顔。これがそれならばこの先もっとたくさん見られるといいな。



「もちろん!」



「クハッ何そのキメ顔」



「わ、笑わないでよ!いい所だ、しょ?」



「噛んでる」



「うっさい」



私はナツメ君に今ノートがあるか聞く。
教室のカバンの中だと言われてため息をつくとキョトン顔でなんで?と聞かれる。


この男反省してるのか?



「行くよ!!」



「どこ?」



「教室っ!」
< 92 / 244 >

この作品をシェア

pagetop