報復の愛を君に。
入って行ったのは地下の倉庫らしき所。

まぁ、普通に考えてそうだよな。

ちらっと覗くと、段ボール箱を抱えて何かを探しているよう。

部屋の外側に電気のスイッチ。
ドアは外から錠をかけるタイプ。

中からは開けられないのか。

だとしたら、やることは1つだよな。

ざわっと気持ちが高ぶる。
そうこなくっちゃ。

重い扉を引っ張って閉める。

う…。
重っ。

想像以上に力がいる。
早く閉まれよ!

あと少し。

あ。
今、音に気がついて振り返った花岡と目が合った気がした。
気づかれたか?

まぁいい。どうせすぐには出てこられないんだから。
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