報復の愛を君に。
「あのさ…。
1回寝ただけでしつこいんだけど。

次なんかねーから」

「え…?」

いやいや、そんな呆然とされても困るから。
元々次会うつもりでやってないし、こんなの遊びでしかない。
本気にしたお前が馬鹿なだけだ。

ホテルを出ると、眩しいくらいに太陽が輝いていた。

特定の女なんか作ったところで、束縛されて自由にならない人生だ。
そんな悲惨な人生送ってられっかよ。

刺激的な毎日を楽しく過ごした奴が、勝ち組の世の中だよな。

あーあ。こんな最悪な気分で仕事か。
今日の仕事、すっげーだるそうなんだよな。
行きたくねー…。
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