報復の愛を君に。
「では…あそこに行きましょう!」

パチンと手を叩いた。

まだ何かあるのか?
てか、どこだよ…。
目を輝かせてはいるけど、ついて行く意味あんのか?

連れてこられた場所はやはり、ぱっとしない。

てか…。

「なんだここ」

「かわいくないですか?

近くに恋愛成就の神社があるのですが、その神社の絵馬やお守りを展示してるんです。

こうやって、鳥居も設置してあるので、皆さん面白がって来てくれるんですよ」

「へー…」

いまいちテンションが上がらない。
上がるわけない。

なんで花岡がこんなに、にこやかになれるのかがわからない。
< 43 / 127 >

この作品をシェア

pagetop