報復の愛を君に。
こんな仕事、興味ない。
まぁ、言うこときかない奴がいないのはいい。

向こうも俺が政治家の息子って知ってるから、ヘコヘコしてるし、多少のわがままはすんなり通る。

世の中上手く回ってるよなー。

携帯をいじりながら歩く。

あ…、なんだ?
何かが足にぶつかった気がした。

視線を落とすと、足元には散らばった書類と転がった老婆。

あぁ、なんだ。

…。

さて、今日の夜はどの店に行こうか。
この間行った店の女はイマイチだったからな。

ネットで適当な店をあさるか。
< 5 / 127 >

この作品をシェア

pagetop