報復の愛を君に。
なのに、開けるのを躊躇う自分がいる。

『会う機会があるんですから、わざわざ調べる必要なんてないと思いますけど』

『私は出来る限り、自分の目で見たものを信じたい。
余計な情報に左右されるのは嫌なので』

あいつの言葉が頭の中をぐるぐる回る。

いや、でも…。

見たいよな?
知りたいよな?

じゃ、開けるか。

…。

いやいや、待て。
どうした、俺?

最近の俺はどうかしてるぞ!
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