報復の愛を君に。
4.ジレンマだよね。
こいつ、どの面下げて俺の前に立ってんだよ。
しかもニヤニヤしてやがるし。
「山下、お前な!
親父に花岡のこと言ったろ!」
「え?言ったよ」
「俺は、黙ってろって言ったよな?」
「そうだっけ?」
くそ。
しらばっくれやがって。
「で、最近どうなの?
何か進展あった?」
人がムカついてんのに、よくそんな質問できんな。
こいつ、時々おかしいよな。
「あのな。
何勘違いしてるかしんねーけど、恋愛対象じゃねーからな、あんな女。
なんつーか…。
あ、そうだ。
希少な種に興味がわく感じに近い」
「じゃ、特に何もないってこと?
会ってもない?」
「…」
「何かあったんだ。
教えてよ」
グイグイ寄ってくるのをやめろ!
あとその目を輝かせるのもだ!
女子かよ、てめーは!
「飯に誘った」
「おぉ!それで?」
「それで…」
思い出したくもねーな。
あのときのこと。
しかもニヤニヤしてやがるし。
「山下、お前な!
親父に花岡のこと言ったろ!」
「え?言ったよ」
「俺は、黙ってろって言ったよな?」
「そうだっけ?」
くそ。
しらばっくれやがって。
「で、最近どうなの?
何か進展あった?」
人がムカついてんのに、よくそんな質問できんな。
こいつ、時々おかしいよな。
「あのな。
何勘違いしてるかしんねーけど、恋愛対象じゃねーからな、あんな女。
なんつーか…。
あ、そうだ。
希少な種に興味がわく感じに近い」
「じゃ、特に何もないってこと?
会ってもない?」
「…」
「何かあったんだ。
教えてよ」
グイグイ寄ってくるのをやめろ!
あとその目を輝かせるのもだ!
女子かよ、てめーは!
「飯に誘った」
「おぉ!それで?」
「それで…」
思い出したくもねーな。
あのときのこと。