報復の愛を君に。
「あ、そう…。

じゃ、また、仕事で会うことがあれば」

「はい。
仕事の際はよろしくお願いします。
では」

まじで行きやがったよ…。

俺の誘いを断る女がいるか?

まさか、男に興味がないとか?
あいつだったらありえそうだ。

暫く目で背中を追っていると、誰かと話し出して、並んで歩いてるじゃねーか。

あれは…。

「男だ…。

先約って男かよ…」

なんだよ、俺には絶対見せないような笑顔向けやがって。

この間の区役所案内で距離が縮まったと思ったんだけどな。
がっつり距離あんじゃねーか。
< 56 / 127 >

この作品をシェア

pagetop