報復の愛を君に。
5.俺を頼ればいいんだ。
“72番でお待ちのお客様。2万の窓口へお越し下さい”
機械的な音声が俺を花岡のいる窓口へ案内する。
二度と来ることはないと思っていたこの場所に、自ら来てしまった…。
高齢・介護課。
それがこの窓口の名称らしい。
初めて認識した。
だから老人が多いのか。
「久しぶりだな」
椅子に座ると、不思議そうに首を傾げられた。
「梅原さん?
ど…、どのようなご用でしょう?」
「用ってか…。
お前がちゃんと仕事やってるか見に来てやったんだよ!」
お前に会いに来たとか口が裂けても言えない。
言いたくない。
そもそもそんなことは思ってない。
って、怪しいよな、俺。
堂々と言えるほど、正当な理由なんか持ってねーんだよ。
機械的な音声が俺を花岡のいる窓口へ案内する。
二度と来ることはないと思っていたこの場所に、自ら来てしまった…。
高齢・介護課。
それがこの窓口の名称らしい。
初めて認識した。
だから老人が多いのか。
「久しぶりだな」
椅子に座ると、不思議そうに首を傾げられた。
「梅原さん?
ど…、どのようなご用でしょう?」
「用ってか…。
お前がちゃんと仕事やってるか見に来てやったんだよ!」
お前に会いに来たとか口が裂けても言えない。
言いたくない。
そもそもそんなことは思ってない。
って、怪しいよな、俺。
堂々と言えるほど、正当な理由なんか持ってねーんだよ。