報復の愛を君に。
「はい?」

「礼がしたいんだろ?」

「そうですけど…。
ご飯に行くのがお礼になるんでしょうか?」

まぁ、こいつの感覚でいくとそういう疑問が出てくるだろうな。

「夜って1人で食べることが多いから、たまには誰がと食べたくなるんだよ。

嫌か?」

「嫌ではないですが…」

「よし!
じゃ、決まりな」

いいぞ。
いい感じに流れがこっちに傾いてきた。

ここまで来たら、落とすまでにそう時間はかからない。
俺の経験がそう語る。
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