Heart
病室のドアが開かれ、遥太が戻ってきた
遥太「ただいま」
「自発呼吸再開、バイタル安定。
SpO₂93まで上昇、対光反射あり
これでCTに運べる」
遥太「そうか、とりあえずよかった
血液は至急検査を頼んできたから結果を待つ間にCT撮ってしまおう」
遥太と共に暗闇の廊下をベットを押しながら進む
和也「若…
結愛様は…」
「大丈夫だ
容態は安定し始めている
お前ら、今日は帰って休め。ご苦労だったな
仁と隼人は明日から動け、くれぐれも慎重にな
和也、お前はしばらく結愛に付け。ある程度回復し次第任務に着手してもらう
隼人は1日の終わりに報告に来るように。
仁、しばらく組と族の指揮は頼んだぞ。族の方は派手な動きをしないように釘刺しとけ」
「「「承知」」」
隼人「若も、少しは休んで下さいよ
最近ろくに休めてないでしょう?せめてメシぐらいちゃんと食って下さい。医者の不養生ですよ
いくら若と言えど、ぶっ倒れます」
「…」
俺は隼人にどう返事しようか迷った挙句何も反論できなかった
助け舟を出すように仁が隼人の肩に手をつきながらこちらを見た