Heart
仁「隼人は若が心配でたまらないんですよ。
まぁ、
こっちのことは安心して任せてもらって大丈夫ですから
若は結愛様だけ心配してて下さい」
仁は全ての女がとろけ死ぬような顔で微笑む
こいつはこんな顔してやることやらせると鬼畜なんだけどな
遥太「おい龍太。そろそろ行くぞ」
「分かってる
じゃあお前ら、後は頼んだぞ」
「「「はっ」」」
再び手をかけたベットを動かし始める
遥太「相変わらず隼人はお前のことよく見ているな」
「あいつは少し心配が過ぎる
というか、慎重過ぎる」
遥太「何言ってんだよ
情報屋は何事にも疑いがかっているべきだろ?
情報収集に慎重過ぎることに越したことはない、それはお前がよく分かってるはずだ。
あの観察力も然りだ」
なんか言い返してやりたかったが、その先を考えると口に出すことが躊躇われた
俺達は無言でCT室に運び入れた。
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CT画像を見ると、やはり肺炎であった。
後は血液検査の結果を待つしかない。
肺炎の原因が分からないんじゃ、薬だって投与できない。
意識は戻らないものの、バイタルが完全に安定して安心したように眠る結愛を再び病室に戻した。