Heart
結愛side
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「……りーにぃ…」
「…思い出したりした?」
いや、はっきりとは思い出せない
でも、“りーにぃ”という響きを聞くと、なんだか懐かしいような気になる
「…詳しくは…覚えてない…です……けど
りーにぃって人のこと…待ってた記憶は…若干…あります……」
「…そうか
ごめんな、会いにいくって約束破っちまって」
「…いや……」
「…ずっと俺、お前にお礼が言いたくて探してたんだ
見つけられなかったけどな
引越しでもしたんだと思って、一時は諦めかけた」
(確か…幼い頃に一度引越しをしたと両親から聞かされた気がする…)
「……でも、やっと…やっと見つけた
14年探し続けた子が今俺の腕の中にいる」
龍太さんは再び私を力強く抱きしてた
「……結愛…
あの時、俺の命を救ってくれて、ありがとう」
抱きしめてた腕を緩め、私の目を見つめて龍太さんの綺麗な口が動く
「…それは…私の、セリフ…です」
先ほど出きったと思われた涙は再び溢れ出てきた
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「……りーにぃ…」
「…思い出したりした?」
いや、はっきりとは思い出せない
でも、“りーにぃ”という響きを聞くと、なんだか懐かしいような気になる
「…詳しくは…覚えてない…です……けど
りーにぃって人のこと…待ってた記憶は…若干…あります……」
「…そうか
ごめんな、会いにいくって約束破っちまって」
「…いや……」
「…ずっと俺、お前にお礼が言いたくて探してたんだ
見つけられなかったけどな
引越しでもしたんだと思って、一時は諦めかけた」
(確か…幼い頃に一度引越しをしたと両親から聞かされた気がする…)
「……でも、やっと…やっと見つけた
14年探し続けた子が今俺の腕の中にいる」
龍太さんは再び私を力強く抱きしてた
「……結愛…
あの時、俺の命を救ってくれて、ありがとう」
抱きしめてた腕を緩め、私の目を見つめて龍太さんの綺麗な口が動く
「…それは…私の、セリフ…です」
先ほど出きったと思われた涙は再び溢れ出てきた