Heart


和也「俺もそれ聞きたいと思ってた


結愛ちゃんとの面識が前にあったみたいなこと言ってなかったっけ」


仁「え〜何それ〜

まさか運命の再開ってやつなの〜?」


隼人「.......」


3人の視線が痛いほど刺さる


これじゃまるで高校の教室の一角だ


俺は日差しで温かくなったソファにドサリと座りため息をついた


「.........結愛は───────






俺は結愛との出会いを要約して3人に伝えた



聞かれたから伝えた、というよりかは、3人に伝えた方が今後のためになると思ってのことだった



隼人「__俺に一言言えば良かったのに...」


隼人の情報力はなかなかのもの...。隼人にかかればだいたいのことが分かる。本当に会いたかったのであれば、頼み込めば良かったのだ。でも__


「...自分で見つけたかった

たぶん」


仁「.......本当に運命の再開じゃん」



「.....どうだかな


会うために探し続けてことに間違いはない

だが、会えなかった方が良かったのかもしれないと最近思う


決して遠くない未来、結愛とは別れることになる」


和也「.....離れがたくなっちゃった?」


「.........」


和也に言われたことが図星で何も言えない


「俺たちはフダツキだ

結愛をこちら側の人間にはしたくない」


< 135 / 363 >

この作品をシェア

pagetop