Heart
「え、ちょっっ...龍太さん!?」
龍太「さっき座ってたい気分って言っただろ
ここに座ってろよ」
「いや、あの...それは...
ほら、重いですしっ!」
龍太「結愛は嫌なのか?
ここに座るの」
「...嫌とかそんなんじゃ.....」
龍太「ならいいじゃん
ここにいろよ」
龍太さんは私を抱きしめ直す
私は固まるしかなかった
龍太「んなことより、震えてたけど...大丈夫か?」
「もう、大丈夫です。本当に。
すみませんでした」
“ほんと、気持ち悪いぐらい情けないですよね”と自傷的に笑うと大きな手が私の後頭部が覆った
ぽんぽんと撫でると
龍太「俺を見つけて安心してくれるなんて、そんな嬉しいことはない」
?「あの〜」
ふと龍太さんから視線を外すと、向かい側のソファに男性3人が頬杖をついてこちらを凝視してきていた
「わわわわわわわわっっ!」
和也「うそ、結愛ちゃん俺らに気づいてなかった」
仁「やっぱりお邪魔だったかな〜
完全に2人の世界入っちゃってるもんね〜」
隼人「.......」
龍太「お前ら、空気読め」