Heart
龍太「お前らな

邪魔って自覚あんなら少しは気を使え」


仁「え〜、それは無理〜

だって俺、結愛ちゃんと話したかったし〜


やっほ〜結愛ちゃん〜、はじめまして〜」


さらさらヘアーの綺麗な男性がにこやかに私に手を振っている


和也「うん、照れてる結愛ちゃんは最高に可愛いね」


「りょ...龍太さんっ!

降ろしてくださいっ!」


不服な顔をしながらも腕の力を緩まったので、私は急いで立ち上がった


「あ、あのっ!

改めまして、はじめまして...

宮野結愛です。色々ご迷惑をおかけしてすみません

.....しばらくご厄介になりますが極力ご迷惑をおかけしないようにしますのでよろしくお願いします...」

私は思いっきり頭を下げた


仁「あ〜いいのいいの〜

俺たちのことは気にしないで〜」


和也「そうそう

結愛ちゃんが気にすることないから」


なんだか拍子抜けする


この柔らかい雰囲気の人達が本当にヤクザなのか

想像してたのと全く異なる


指詰めるとか、そーゆー世界だと思った


とりあえず邪険にされてはいない様子であることに小さな安心を覚える。


ただ若干1名の視線が怖い。怒っているのか口を開かない

ただこちらを見ている。


龍太「もういいだろ、座れ」


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