Heart
新しい生活
結愛side
(不思議だ
こんなにも長身のイケメンの顔を目の前にして、その状況に慣れ始めている自分がいた
さすがに見つめられると緊張するのだけど)
龍太「ん?どうした?
俺の顔になんかついてるか?」
「い、いえっ
そんなことないです!」
(まさかあなた様の顔に見とれてましたなんて口が滑っても言えない)
龍太「それより体調はどうだ
午前中でだいぶ疲れた様子だったが」
「あ、お陰ですっかり良くなりました...」
龍太「そうか
なら良かった
気づいたとは思うが、自分で思っている以上に結愛の体力は落ちている
しばらくはゆっくりして体力の回復に専念しろ
一週間後には学校に登校できるようにな」
「え.......?」
龍太「なんだ、学校行かないつもりだったのか?
どんな状況だろうとできるなら教育は受けておくべきだ。最低限、高校はまともに卒業しておいた方が何かと都合がいい」
「いや...でも龍太さん、私は両親に学校は辞めさせられたって.......」
龍太「その通りだ
だから新しい学校だ」
「.......新しい.....学校.....」
龍太「俺たちの都合で新しい学校を決めちまって悪いが、なにぶんその学校は顔が利くんでな...」
「あのっ.....
新しい.....学校って.......」