Heart
結愛を6人掛けのダイニンクテーブルに座らせると、感嘆の声が聞こえてくる
結愛「...........わぁ
.........すごい.........」
和也「ちょっと作りすぎちゃったけど」
結愛「こ、これ全部和也さんの手づくりですか?」
和也「さすがに寿司は出来合いのもの買ってきたけどね
それに仁と隼人も手伝ってくれたし」
結愛「皆さん、ありがとうございます
わざわざ私なんかのために.......」
嬉しそうというよりかは心底申し訳なさそうな顔をしていた
(俺としてはそんな顔が見たかったわけじゃないが)
まぁ、無理に笑って欲しいわけでもない
和也「ほら、そんな顔しないで
冷めないうちに食べよう」
和也の乾杯のコールと共に食事がスタートする
仁たちは極めて明るい話題に徹していた
結愛も、最初こそは緊張した面持ちだったもののだんだんと柔らかい表情をするようになった
“もっと結愛のいろんな表情を見たい”
いつの間にかそんなことを思っていた
(結愛と再会してから調子が狂うことが多い
.....でもなぜかそれが心地いい)
仁たちの話に結愛のコロコロと変わる表情を飽きることなく見ていれば、あっという間にお開きになってしまった