Heart



夕食や部屋の片付けを全員で済ませると仁たちは家に戻るとのことだった


和也「じゃあ、俺たちはこれで

また明日ね、結愛ちゃん

おやすみ」


仁「おやすみ〜

ばいばーい」


結愛「今日は本当にありがとうございました


おやすみなさい」


玄関で3人を送ってしまうと、急に家は静まり返り、空気も少し冷たくなったような気がした


いや、これは廊下特有の冷たさだろうか。


「ここは冷える

リビングに戻ろう」


「はい」


「.....楽しかったか?」


「はい!とてもっ!

龍太さん、ありがとうございました」


「いや

いいんだ」


喜んでくれたようで、俺は心の中でほっとしたのを感じた


ふと立ち止まって、結愛の顔を覗き込めば、顔を赤らめている


「ど、どうしたんですか!?」


「どうしたはこっちのセリフだ


顔が赤いがどうした?疲れて熱でも出たか」


俺は顔を近づけて結愛の額に手をおいた


すると結愛は茹でダコのようにさらに顔を赤らめた


顔から湯気が出そうだ。耳まで赤い



「.....熱は.........ないな」



ではなぜこんなに顔を赤らめているのか



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