Heart



俺との今の状況に恥ずかしがって緊張していると期待してもいいだろうか


俺の事を男として意識してくれているのだとしたら.....


いや、そんなことを考えるのはよそう.....



「色々あって疲れただろう

今日は風呂入って早く休め」


結愛の頭を撫でてやれば、身長の低い彼女が見上げてくる


その目で見上げられると、また抱きしめそうになってしまう


ギリギリの理性で結愛から離れる



「着替え持ってくるから、座って待ってろ」



自分の部屋に戻ってドアを閉めるとそのままドアに背を預けてずるずると座りこんだ


自分の額に手を当てて項垂れる


結愛といると感情が掻き乱される


そんな自分について行けずに変な疲労感が襲う






ガシガシと頭を押さえて立ちあがり、結愛が着れそうなパジャマになりそうな服を選び自室を後にした





「お待たせ、結愛


俺ので悪いけど、これ使って」


持っていた服を手渡すと結愛はまた顔を赤らめた


必死に俺は気にしないフリをする


いちいち可愛い反応されると気になって仕方がないのが本音だが。


「風呂の使い方教えるから着いてきて」


それなりにゆったりとできる作りのバスルームに連れてきた


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