Heart


男はニヤニヤと笑いながら、私のカッターシャツを脱がしていく



「いやっいやっ!!!!


お願いですやめてくださいっ!!!!!!」




「うるっせぇんだよ


黙ってろや


どうせ叫んでもお前に助けなんて来ない」



男は私の首を掴んで言う。



男は私を下着姿にすると



写真を撮り



身体中を撫で回した





私は殺されるのではないかという恐怖におびえ




ただただ涙を流していた




「そうだ、いい子だ



黙ってりゃ可愛がってやるよ」




下着に手を掛けられたその時



ガチャリと音をたてて扉が開いた。



「須藤いるか~」



入って来た中年の男は金髪の男の名前を呼んでいるようだ




「……藤山さん!!!!

お疲れ様です!!」



金髪男に入って来た男は藤山と呼ばれている



どう見ても仲間どうしの二人


助けは求められない…




< 22 / 363 >

この作品をシェア

pagetop