Heart
ストレッチャーに結愛を横たえる
「アンビューバックください」
隊員「えっ?」
「医者です
すぐそこの大学病院にお願いします。連絡はすでにいれてあります
患者は17歳女性
喘息の発作によるショック状態
意識レベル300、瞳孔散乱、頸動脈の触れが弱い
5分前に緊張経口ステロイドを投与済み」
隊員「は、はい」
隊員からアンビューバックを受け取って結愛の身体に酸素を送り込む
(...バックが重い...........
酸素が入りにくい...........)
「モニター付けて
それから聴診器貸してください」
隊員「バック代わります」
「お願いします」
モニターで拍動をチェックするが、弱さと拍動数の少なさが目立つ
聴診器を受け取って肺の音を聞く
(...呼吸状態が悪いせいであまりよく聞こえないが、雑音の酷さがわかる.........
ステロイドの効果が出てないか.....)
聴診器の位置を心臓部に変えて聞くが、拍動が弱い
隊員「先生!
上の血圧、70きってます!」
隊員2「サチュレーション低下!
SPO₂85きりました!!」