Heart



(.............まずいな.....)



「病院まであと何分?」



隊員「あと、2分ほどで到着します!」



(.............2分か...............待てない..................)




「挿管します


チューブは7.5」



隊員「はい!」




喉頭鏡を手にし



チューブを挿管して気道を確保し酸素を供給しやすくする



「チューブ固定して」



バックをつけて再び酸素を送り込む




(やっぱりなかなか入っていかない.......)




隊員「大学病院

もうすぐ到着します!」






車の動きが止まり、呼吸管理しながら降りると遥太が待っていた




遥太「龍太っっ!!!!!!!!」



降りたストレッチャーに駆け寄って結愛の手をとり脈を確認している



遥太「状態は?」



「喘息の発作によるショック状態

意識レベル300、瞳孔散乱、頸動脈の触れが弱い


10分前に緊張経口ステロイドを投与したが効果は見えない


車内にて挿管」



処置室に向かいながら早口で伝える




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