Heart



遥太「何でもねぇわけないだろ?


今入ってきたのが瀬尾組のやつだったらお前完全に殺られてたぞ





今、何を考える?」




「.............」



遥太「...........相変わらずお前は.....


他人に打ち明けんのが苦手だなぁ...




まぁ、結愛ちゃんのことで頭抱えてるのはわかってるけど.......






自分のこと責めてる?龍太」




「...................」




遥太「.......優しいかよ、お前





今回の発作は


過去の恐怖を思い出したことによる過呼吸と同時発症した可能性がある」



「...........あぁ.....」



遥太「...でもそれは


遅かれ早かれ、起こってたことなんじゃないか.......?


今回はたまたま奏だったってだけで。




お前が結愛ちゃんの様子を見てたから、早急な処置ができて


脳へのダメージがなく済んだ



これが今回の事実。



それでお前は結愛ちゃんの心的外傷をこれから治して



二度とこんな思いさせなくていい身体にしてやればいい


お前はこれだけ理解してろ


変に思考を巡らすな


お前は頭良すぎて回転させ始めたら止めんの大変なんだよ.......」


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