Heart




(...............私のため.......?


そんなこと、一言も聞いてない...........)




男2「そんな重要任務中にお前が攫われたら、アイツはどっちを優先させるかな〜って調査。


これで、任務そっちのけでお前を優先させたら、黒崎組にとってお前は重要ってわけだ


つまり、天下の黒崎組の唯一の弱点がお前になる、わかるか?」




「.........それなら答えは明白です



黒崎組の方々が私を優先するわけがない。



こんなことしても無駄です」




男2「それはどうかな」



と不敵に笑っている。




(どんなにお優しい龍太さんでも、組より私を優先するなんて考えにくい.......


いや、絶対にありえないし


優先して欲しいわけじゃない。



.......つまり、誰かに助けに来てもらうのは難しいというわけか.............)




そこまで思考を巡らせ、自分がするべきことをやっと認識することができた



(.........私がするべきことは、龍太さんたちにご迷惑をおかけしないように自力でここを抜け出すこと.........)



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