Heart




須藤「なんだよ〜


圭が簡単に負けるわけないだろ〜?」




男「...圭さんがっっ


や、やられましたっっっっ!!!!!!!!!!」




須藤「.......なんだと.............?」



半笑いだった須藤の顔が引き攣り、声が一気に低くなった



男「総長には至急...1階へっっっっ!!!!!!」




須藤「おいてめぇ.....


相手は誰だつった.....?」




須藤は男を睨みあげる



“ひぃっっ”と怯えながらも青ざめた顔で答える



男「しょっ、正体は分かりませんっっ!!


覆面の黒ずくめの少数集団です!!!!」



須藤「.....少数.........?」



須藤の顔が青ざめ、冷や汗が出てきている



須藤「.....い...今行ってやるからてめぇは持ち場に戻ってろ...........」



男は“はっ”と答え逃げるように出ていった




須藤「.....俺はこんなところでやられるわけにはいかねえ.......」



と頭を抱えてつぶやくと


立て付けの悪いドアからではなく、小さい窓によじ登りそこからこの部屋を後にした



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